－悠side－

「悠様～!悠様のクラス1－Aで特別進学クラスですわ♪」

なんか、デ○ィ夫人みたいな女が言った。
あーそうだ…。ファンシスターズの会長だっけ…。

「真帆様！真帆様も悠様と同じですわ♪」

「えー!!?本当??それより、悠!よくはいれたね、特進。」

「はぁ??ナメんなよ!!」

また、真帆と一緒か…幼稚園の時からずっと同じクラス。

「悠様、真帆様失礼しますわ♪」

あの女達は、礼と柚子の所へと向かって、プリプリ走って言った。

「つーか俺、男子で1位だから入れんだよっ！」

「ふーん。私は、総合でい1位だけどね～♪」

イラッ…。真帆が上から目線で言ってきた。
総合では、俺はいつも2位。真帆だけには、勝てない…。
そうだ、小さい頃に、色んな大人に「君達は天才だ!!」とか言われたな…。そのたびに、アイツは困惑して、俺は笑顔で対処する。