-昴side-

僕は、今屋上にいるんだけど…。金星を見ようと思ってきたら、そこには、泣いている姫咲さんがいてビックリした。

「私ね…悠に中学の時、迷惑かけちゃって…。」

ゆっくりと話し始める彼女。僕は静かに聞く。

「私が、誰かを好きになると、悠がケガをするの…。その、ケガの仕方が尋常じゃないんだ…。」

「えっ…?」

あの悠君が…??そういえば悠君、中学のとき、すごいヤンチャしてたね。僕の友達が言ってたな…「アイツ、姫咲の好きなヤツに手出してるらしいぜ。まぁ、たまたまかもしんねぇけど。」って。姫咲さんの話で辻褄が合うね。(探偵気分♪)