―真帆side-

私は、嫌な思い出がよみがえってきていた。

「うっ…。」

涙があふれてきた。屋上についた私は、誰もいないことを確認して1人立って泣いた。

―ガチャッ―

誰かが、入ってきた。私は、涙を拭い空を見上げた。

「姫咲さん??」

「え…?昴君。」

そこにやってきたのは、昴君だった。

「どうしたの?1人で…ってもしかして泣いてる??」

「え!?泣いてないよ!!」

急いで目をこする。