「なぁ…。俺ら、邪魔じゃね??」

と、悠が一言。その言葉を聞いた礼の目が光る。

「えっ…。」

柚子を見ると、冷や汗がハンパない。そして、礼は、相変わらずニコニコしている。

「んじゃ、そういうことで俺らは、先に帰ってるから!!」

「はい…??っちょ、悠!?」

強い力で、引っ張られ、誰もいない廊下にでた。

「お前、空気読めよ!!」

「ハァ!?何いきなり!!」

「ハァ…。ホント何もわかってね―ナ…。」

「何が??」

私、まったくわからないんですが…。そして、悠は恥ずかしそうに言った。