呼び出された場所は体育館の裏。

「葉月、俺と付き合ってくれないかな?」
「…えっ!?」
告白キターーー!!
「ずっと葉月のこと好きだったんだけど…」
マジですか!?
こんな私でも見てくれる人がいたなんてー
超嬉しいです!!
「ありがとう。」
「え?じゃあ…」
「けど、ごめんなさい!友達ってことでいいかな?」
本当ごめんなさい!
振っちゃいます。
「…そっか。聞いてくれてありがとう!」
「うん。」
そう言うと彼は戻って行った。
「…ふふふ」
「モテ期キターー!!」
って思いっきり叫んじゃったし…
「…っぷ。」
「えっ!?」
背後から声がする。
誰か居るの?
ってか、笑ったよね…
「あんた、バカ?」
また、声がする。
「はい?」
「一人に告られたぐらいで、モテ期キターー!!って言っちゃって」
「…い、いいじゃん!!別に!!」
何なのよコイツ!
「へーへー」
こいつムカつくー!!
誰よ!!ぶっとばしてやる!!
「ってか、顔ぐらい見せなさいよ」
「しょーがないなー」
謎(?)の男はそう言うと、こちらに向かって歩いてきた…
って…
「えーーーっ!!??」
「うるさいなーでかい声出すなよ」
「南城先生!?」
「そぅですが?」
ニコっと笑顔で答える。
この超腹立つ男。
南城隆(ナンジョウリュウ)25歳。
この学校の先生です。(一応ね)