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「――――み、歩美!」


―――…ここは


「…病院?」

なんであたし、ココにいるんだろ…

ズキッ

頭が痛い。

「痛い痛い痛い痛い…っ」

「大丈夫?!歩美!」

「大丈夫…。お母さんと…誰?」

病室には、お母さんと知らない人が3人いた。

「歩美、何言ってるの?友達の慎くんと梨花ちゃんと龍くんよ」

「…え、嘘。分からない…」

何も、思い出せない。

「…歩美、私の事忘れちゃったの?!」


女の子が叫び声に近い声で言った。

「そんなこと言われても…」

「………っ」

「おい、梨花っ」

ガララ…パタン。

女の子とその彼氏?は、走って行ってしまった。