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「暇だなあ…」
1人でコンビニで買ったアイスを食べながら呟く。
みんながいない帰り道は久々。
「やっぱつまんないな…」
あたしは食べ終わったアイスの棒を自販機のゴミ箱に捨てた。
そういえば、優と慎、用ってなんだったんだろう…。
慎とは家が隣で昔から仲良しだけど、あたしが優と付き合い始めてからは気をつかってるのか、
昔みたいに部屋に来たりはしなくなった。
…と、考えていると。
「あ、優と慎だ」
歩道橋の上に2人がいた。
噂をすればなんとやら…
呼んでみよっ、
「優~っ!!」
――――――――ドンッ
バタバタバタバタバター!!
「……え?」
周りが 見えない
「嘘、でしょ…?」
あたしは今、何を見てるの?
誰か嘘だと言って―――
目の前にノイズが走ったような感覚がして
何も、見えなくなった。