男の人が苦手だった。

けど、まさか東京に来て初めての友達が
男の人だなんて思わなかったな。



けど



「いやー、早速友達できちゃったなあー」

ガシガシっと頭をかいて笑っている。





この人なら、平気。

そう思える。



「あ、お近づきってことで連絡先教えてよ」

サッと携帯を出した。

「あぁ、うん!」

「あ!携帯一緒じゃない?」

「え、あ、本当だ」

バックから取り出した携帯は言われてみれば色違いの携帯。

「なんか気も合うのかなーやばいなー運命感じちゃうな」

貴大は冗談のように笑ってたけど
あたしは少し、いやかなり





運命って本当にあるんじゃないかなって

思ってみたり…





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