何となく気づいてた。

そう言われる事を

学校でも話さなくなって

メールも1週間に1回とかになってたし…

「もぅ私は…いらないってこと??
一緒にいたくなくなったの??」

『…もぅ好きじゃない。』

わかってた。

わかってたのに

私の体は一気に重たくなった。

「…そっか、じゃぁ…しょうがないね」

『…』

「わかった。別れよう」

その瞬間に涙がでた。

私は涙を見せないように
うつむいて次の言葉を探した。

「…また…友達に戻れるかな??」

『や…、友達を通してなら』


その言葉で

私は暗闇へと落ちた。

-もぅ私は君の友達には戻れないんだね-


その後は何を喋ったかわからない。


だけど私達は笑顔で別れた。


大輝が私に見せた最後の笑顔。