「お母さん、お父さん、ごめんね。
ちょっと私体調悪いから寝ててもいいかな?」

「あら、大丈夫なの?」

「うん」

「悪かったな、起こして。寝てなさい」

「私こそごめんね」



私は部屋に帰った。

すると、


「ただいま―――」



丁度バッタリ、竜也が帰ってきた。

だけど私は、


「…ッ」



それどころじゃなくて、2階に上がった。