嬉しそうな両親の顔。

私は逆に、心が痛かった…。


嬉しい。
嬉しいのに、何故だか、素直に喜べない自分がいた。

…こう仕向けたのは私なのに…。


皇のお父様が私との約束を守ったせいで、
私も必然的に守らなきゃいけないことになる。

…だから、もう、皇とは離れなきゃいけない運命になるんだ…。



「しかも今回は社長直々にだぞ?!」

「まぁ!」



私はもう、聞きたくなくて、