みんなが笑ってる中
奴の顔を見たら
笑いもせずこっちを見ていた。


「か…からかわないでよねっ!!」

「試してみたくない?」

「はぁ?結構です」

「今日は大サービスしちゃうってのに?」

「一言も頼んでないけど?」

「興味津々な顔してたし」

「はぁ?なんなの?
自意識過剰すぎるんじゃないっ!?」


なんなのっ!?この男っ!!
イライラする

ソファーから勢いよく
立ち上がると
鮎の隣に行こうとしただけなのに

思いっきり引っ張られて
体勢を崩した私は
またソファーに座らされた。