カチャ…。

寝室から聞こえてくる足音。
ソファーに座っていた
私の隣に腰をかけた。

「彼女…怒ってるんじゃないの?」

何も言わずに
帰ってくれればいいよ…。

私は気にしないし
止めたりしないから…。


「明日も学校だし、
私は寝るから…。鍵はオートだから
気にしないで」


そのかわり…
二度とココには来ないでね…。


重い体を上げて
ベットへ向かった。


バタンとベットに体を預けると
声にならない涙が溢れた。