蓮「結局どっちと出来てんだよ?」

出来てる…?

ぁあ…付き合ってるってことか。


あげは「どっちとも付き合ってないよ。誤解させてごめん。」


皆の表情が一瞬緩む。

心の中で絡まっていた糸が少し解けた気がして、肩に乗っていたちっちゃいオジサンが飛び降りたみたい。

(…つまりは、肩の荷が降りたね。)


でも次の瞬間には皆はさらに険しい顔になっていた。


夏樹「はっきりしてよ…どっちが好きなのさ?」


夏樹の質問に思わず口ごもってしまった。

言って…良いのかな?




でも…








もし彼に伝わるといけないからね。




あげは「どっちも友達だよ。」


にこっと自己紹介後レベルに可愛らしく微笑んでやった。