「えっ、あたし?」
相手の男はため息をつきながらうなずいた。
あー、えっと、名前を言えばいいんだよね。
「あたs...
「俺、坂木蓮」
ふーん。坂木君ってゆうんだ。
なんかかっこイイなぁー
「おまえは?自分のワールドから抜け出せよ...」
「あ、えっと、あたし浅倉美咲です」
「浅倉...あさくら...美咲ね」
「えっ?なんて言ったの?」
「じゃー、またなっ!美咲!」
「えっ、ちょっと待って!まっ!
ガラガラガラー
出て行ってしまった。
なんか坂木君って強引なとこあるんだねー。
第一印象だった。
ー蓮sideー
うおー、やっべえ!!
あんなに可愛い子が同じクラスとかまぢありえないんだけど。
涙目とか...天然系か?
でも、タイプじゃないなーw
俺は年上の美人さんが好きだから。
浅倉美咲かぁ...。
よしっ。明日から学校頑張るかっ!
ー・ー・ー・ー・ー
この出会いが
これからの高校生活を
つくりだしていくことを
彼らはまだ知らない...。