先生にじっとしてと言われて、じっとして10分


やっと手当が終わった


ちょうどチャイムが鳴って、授業の知らせを知った


「あたし授業出なきゃ」
「いいわよ、でなくて大丈夫。てか出ちゃだめよ」


先生に、ベッドへ案内されて布団をかぶせられた


「何があったか知らないけど、今は休んで。顔色悪いわよ」


先生はあたしの頭を3回ほどなでて、職員室へ戻っていった


瞼を閉じであたしは考えた


どっちの見方もしたくないのなら、しなければいい


いない存在になればいいじゃないかって


眞子も莉那も傷つけたくない


だから、最後のあたしのわがまま


あたしは・・・莉那といたい