「はぁ・・・、どうしよう。連絡入れなくちゃ」
「明日日曜日だし、話してこれば?」
「・・・そうだね、連絡入れとく」


携帯電話を手にとって、莉那はメールを打ち始めた


あたしは、お兄ちゃんに連絡を入れた


お兄ちゃん今頃何してるかなぁ


悠一・・・何してるかなぁ?


悠一にもメール入れてみよう


「咲希さ、南波とはどうなの?」
「どうって言われても、まだ2日しかたってないし」
「あっそっか・・・」
「でも、優しいよ。すごくあたしを大切にしてくれる」


悠一は、優しすぎる


自分を犠牲にしてまで、大好きな人と一緒に居る


好きな人は違う人を思ってるのに、それでもいいからって


あたしにはそんなの無理・・・桜庭に好きな人がいたら、気持ちを伝えられないと思う


しかもそれが、親友だったらなおさらだ


誰もがつらい思いをしている、あたしはたまたまDVだったってゆうだけ


もっともっとつらい人がいるはずだから・・・


「もう寝ようか。明日朝早いし」
「そうだね。おやすみ」