「きゃぁ!あなたやめて!!」


莉那の手を握っていたあたしは、今より持ってギュッと力強く握った


「お前って子は!!誰の子なんだ!?」
「あたしの彼氏との子」


莉那の目は真剣で、あたしはなにもいえなかった


「おろせ!お前はまだ中学生なんだぞ!?バカなまねはやめろ!!」
「いや!あたしはこの子を産むの!!」
「何バカなこと言ってるんだ!お前の将来がかかってるんだぞ!?」
「お父さんになんて言われようがあたしは産む!!大好きな人との子を下ろすなんてあたしにはできないよ!!」


怒鳴り合いが続いていた。


莉那はあたしの手を話して、お父さんと話しをずっとしていた


莉那ママは、倒れそうになっていた


涙を流しながら、2人のやり取りを見ていた


あたしは莉那ママの背中をさすりながら、見ていた


「大丈夫ですか?」
「ごめんなさいね。こんな見苦しいものを見せてしまって・・・」
「大丈夫ですよ」


「とにかく!!その子を連れてきなさい!!」


莉那が、リビングから出ていった


あたし、どうすればいいのぉ!?


「咲希ちゃんも戻っていいわよ。ここは大丈夫だから」
「はい。ありがとうございます」