「今日は、認めてもらうために来ました」


凪が何アを考えてるのかんて分かんなくて、あたしは不安でたまらなかった


「今日、高校の発表を見てきました。咲希が合格したのは知ってますよね?」


凪が聞いたことに、お兄ちゃんはうなずくだけだった


「俺も咲希も合格しました。中学3年生のなつまで咲希を待たせてしまったことはすみません。咲希をたくさん傷つけてしまいました。それでも、咲希は俺と一緒に居てくれました。今日から俺はずっと咲希の隣に居れます。高校も一緒です。だから、認めてくれませんか?絶対もう悲しませたりしません。お願いします!」


まるで、結婚を許してほしいとでも言うように凪は何度も何度もお兄ちゃんに頭を下げ続けた


「君の気持ちは分かった。分かったから顔をあげなさい」


お兄ちゃんは、本当の父親のように話しをしていた


「咲希は、小さいときから怖い思いをいっぱいしてきた。だからこそ、咲希には幸せになってもらいたい。君は・・・暴力をふるうか?」
「お兄ちゃん!」
「咲希は黙ってなさい!」


お兄ちゃんの真剣な目にあたしはなにもいうことができなかった


「暴力は絶対振るいません」
「そうか、なら安心だ!咲希、こんないい男がまだこの世に残ってたんだな!凪君なら咲希を守ってくれそうだな!よかったな咲希」


お兄ちゃんの言葉に、あたしは凪に抱きついて喜んだ


凪も喜んでくれた


会話には華が咲き、なぎはお昼ご飯を食べていった


食べ終わって、莉那たちと遊ぶ約束をしていたからそれに向かった


「じゃーお兄ちゃん行って来ます!」
「咲希、男には気を付けるんだぞ!凪君頼むよ」
「はい!任せてください」


お兄ちゃんに手を振って家を出た