「じゃ―あたしと莉那はこっちだから」
「おぅ!お互い頑張ろうぜ!」
「じゃーね祐生!頑張ってね」


お互いに励ましの言葉を言って別れた


莉那と二人でいろんな半紙をしていた


本当にこんな話ししてて受験大丈夫なのっ!?ってなるぐらい変な話をしていた


莉那は昨日、余裕ぶってテレビを見ていたらしい


あたしは勉強してたのに!


見たいテレビも録画してがんばって我慢したのにって怒ったら


莉那は、後悔していた


「あぁ、昨日テレビ見ないで分かんないところやっとけばよかったぁ」


勝ち誇ったように笑ったあたしを莉那はポカポカ叩いた


「ごめんごめん、ま―がんばろう」
「うん。もうこう貸ししても遅いもんね」


みんな緊張した空気の中、あたしたちだけは笑顔だった


「ねぇ、あの子たち○○中学の子達だよね」
「あー、生徒全員が合格するっていう中学でしょ?」
「勉強、ちゃんとしてるのかな?絵¥勉強しなくても受かるって思ってるんじゃないの?だからあんなに笑って居られるのよ」


陰から悪口が聞こえた


莉那と顔を合わせて、ずっと黙っていた


「あたしたちだって死ぬ気で勉強してきたし」