「なーいいじゃん?俺らと遊ぼうぜ?」
「何ようるさいわね!」
「そんな怖い言葉使ったら怖いぞ~?」


男が話しかけてきた


ほらここだめだっていったじゃんか!


「君らかわいいから、おれサービスするよ?」
「いやらしい目であたしたちを見ないで!!」

莉那はあたしを守ってくれていた


こうなることを予想してたんだろう


莉那は、男たちをのけて先に進んだ


「莉那、大丈夫?」


莉那に話しかけたが、莉那は必死なのかそのまま走った


けど、あたしの手を男がつかんだ


手がつかまれた瞬間、ゾクッと背筋が凍った


恐怖から体が動かなくなってしまった


「咲希っ!」


莉那があたしを引っ張るがやっぱりあたしの足は動かない


やばい・・・足動かない


この時あたしは、レイプの時と真琴君のことを思い出していた


「・・・」


1つぶ、ほろりと涙がこぼれる


「藤原!澤村!!」