「・・・うぅ・・・っひくっ・・・なぎぃ・・・っ」

「もう離れない、絶対離さないから!咲希と離れてた二日間すごく心細かった。失ってはじめて築いたんだ、俺にはやっぱりさきが必要なんだって・・・」


凪の言葉に顔をあげて、涙を拭った


「凪、あたしやっぱり凪じゃないとだめなの」
「俺もだよ」


凪のぬくもり、あたし忘れてた


だから、だから不安だったんだ


手を握ったときの体温

唇の体温

抱きしめてくれる腕の体温


全て忘れてた・・・不安で不安で仕方なかった


「やっぱりあたし、凪が大好き!」


あたしは、凪に思いっきり抱きついた


満面の笑みで


大好きな凪への気持ちを込めて・・・・