舞子が部屋から出てって、1時間たった


は約9時にならないかといっぱい願った


あと10分


莉那早く来ないかなぁ


こんなに莉那を待ち遠しく思ったのは、初めてだ


こんな気持ちになったの初めて


ベッドに寝っころがって、あたしは莉那を待った


メイクだってやってもらったし、髪形も整えた


なんか、初彼を待つ女の子になった気分だなぁ


莉那が男?


「ふふふっ」


抑えきれなくて、あたしは一人笑ってしまった


―――ピンポーン


来たっ!!


急いで玄関まで行ったら、園長先生が出ようとしていた


「待って!あたしが出る」


あたしの大きな声に驚いて園長先生の手が止まった


「ほらほら、園長先生はすることいっぱいあるんでしょ」


そー言って、園長先生の江中を押して居間に戻した


「あらあらも~」


優しく微笑んで戻っていった