「咲希おはよう!昨日は大丈夫だった?」


莉那が心配しながらあたしに話しかけてきた


「あっうん、大丈夫だったよ」
「そっか、気をつけなね!」
「ありがとう」


「おぃ澤村!お前今日日直だろ!これ配れよ」
「も―がみがみうるさいなぁ。今やるよぉ!」


莉那の怒ってる姿を見ながらカバンから教科書を出していた


「おはよー」


先生が、大きな声でクラスに挨拶をする


先生はやっぱり、若いって思う


やっぱり、声が高いからかな?


あと、さらさらした髪の毛


先生は・・・凪に似てる


やっぱり、何でも凪に見えちゃう


あの日以来・・・逢ってないんだっけ


今でも、凪はあたしの家に来てくれる


でもやっぱり会おうって気になれなくて・・・


でも今日なら会えるかもしれない


「莉那、あたし今日凪と話すね!」
「頑張って!!」


朝の会が終わって莉那が来た時にあたしは決心した