エレベーターの中で、涙を拭きながら服を着ていた


最後まで服を着終わったと同時に、エレベーターが開いた


降りたら、幸せそうにラブホに入ってくるカップルを見かけた


あんな幸せな顔して、あたしもいつから凪とできたらいいな


少し微笑み、あたしは来た道を帰った


途中いっぱいの男に話しかけられたけど、無視して家に帰った


涙は、さっきいっぱいながしたから、もう流さない


真琴君にあれだけ逆らったのは、少し、本当に少し成長できたからなんだろう


体だけじゃなくて、心も成長した


この時あたしは、これでもう真琴君とはかかわらないと思っていた


でもやっぱり、あの時の真琴君はおかしかったんだ・・・