「えっあっ、何でもないない!まだ決まってないよ」
「・・・そっか」


最初は疑っていた南波だけど、あたしの笑顔を見てまた笑顔に戻った


「おーい南波!ちょっとこれ見てみろよ」
「あ!?なんだよ~。また来るわ」
「うん」


南波がいなくなると、まわりが静かになった気分になる


でも実際は、うるさいほど騒がしい


「あっ咲希おはよう!」
「莉那!今日遅かったね」


あたしがそ―言うと、莉那は顔を近づけて躊躇しながらこ―言った


「実はね、彼と仲直りしたんだ。で、今日は朝帰り」


少し時間が止まった気がした


朝帰りって・・・事はあぁいうことだよね?


「・・・えぇ!?」
「咲希反応遅すぎ!」
「あっあぁ、ごめんごめん」


本当にびっくりしちゃって


「咲希には分からないかぁ」
「分かる・・・っ分かるけど、なんか莉那が大人に見えて」