「・・・別れないよ。だって、まだ凪と話してないこといっぱいあるんだもん!ちゃんと凪の声で、ちゃんと真っ正面で・・・・っ言われたいもん。そんな紙一枚で言われても困るもん!!」


「何度言えばわかるの!?これが証明だって言ったでしょ!?凪君は友香を選んだんだよ。今いいなよ。“別れる”って。友香が凪君に言っといてあげる」


そんなの言わなくていい


「そんな大事なことは・・・あたしたちが決めるの!友香ちゃんはいわなくていい!!」


「あ~ぁ、友香がせっかく気を利かせてあげたのになぁ。1週間以内に分かれてよ?じゃーね~ふふっ」


最後まで友香ちゃんは笑って帰っていった


勝手に話し進めて・・・


この怒りを・・・・どこで発散すればいいの?


このどうしようもない怒りを・・・どうやって消せばいいの?


もう・・・初めてのことばかりで分かんないよ


どうしようもない気持ちが、あたしの涙となってこぼれおちてゆく


ぽたぽたと落ちる涙をただ、見ていた


あたしの涙が地面を濡らしてゆく・・・・


どうしようもない気持ちがあたしの心をぐちゃぐちゃにする


言葉を発することさえ嫌になった


凪と話すことさえ苦痛になる