あたしは莉那のほうを向いて、莉那の顔を見ることしかできない


だってすごく席が遠いのだから


莉那・・・大丈夫かなぁ


そんな莉那の隣には、万年1位の竹中君がいるから大丈夫なんだけどね


いつも竹中君に聞いて、答えている


毎回毎回お世話になってる竹中君


今日もたぶん竹中君に聞くだろう


でも、莉那は竹中君には聞かずに、自分で答えた


しかも正確な答え方で


それにクラス中が驚いた


「澤村お前どうしたんだよ。理科得意になったのか?」
「ちょっとばかにしないでよ!あたしだって勉強ぐらいすればこのくらいの問題解けるんだから!」


莉那の顔を呆然と見ていたあたしと莉那の目があった


莉那はあたしにVサインをして席に座った


ビックリ・・・莉那が答えれるなんて


パゲ野郎は動揺しまくっている


今回の莉那はいいかもしれない。テスト・・・上位目指せるんじゃないかな


もしかしたら、一緒の高校いけるかもしれない!