このまま帰ったら、もう友香ちゃんとは会えないだろう


もうこれで、あたしは不安にならずに済むのかな?


・・・本当に?


今・・・凪をこの場において行っていいの?


友香ちゃんに、凪奪われちゃうかもしれない・・・


「まって莉那。凪もやっぱり・・・」
「だと思った、呼んできな。あたしここにいるから」


あたしは走って、凪のところへ向かった


あたしが戻った時には、友香ちゃんは凪の隣にいた


それが嫌で嫌でたまらなかった


凪の腕を引いた


凪がこっちを向いたのを確認して言葉を発した


「ねぇ、凪も一緒にいこ?」
「俺も行って言いの?」


コクンとなずいた


うなずいたのを確認したのか、凪が立ち上がってあたしと一緒に莉那お場所へ向かった


「莉那――――っ」
「あ―――、凪君来てくれたんだ」