莉那達のところへ行って、どこに座ろうか迷っていた


「咲希は莉那ちゃんの隣に行きな。俺は洸の隣座るから」


莉那はもう嫌になったのか、さっきまであたしらが座っていた席に移動していた


「莉那、だいじょうぶ?」
「大丈夫だったら席移動しないよ」


・・・ですよね


こりゃ相当いじけてるな


「ひどいよ。洸・・・」
「大丈夫だよ!おんなじ学校だから仕方ないよ」


この時あたしは、莉那に言おうか迷ったけどこの時点では言わなかった


言ったらダメかなって思って、いつか言えばいいよね


そー軽く考えていた


「あたし帰る」
「へっ!?・・・じゃー、あたしも帰る」
「咲希はいいよ。あたし一人で帰るから」
「大丈夫」


次の莉那の返事を聞かずに、目の前にいる凪に事情を説明した


凪の了解を得て、あたしは莉那の手を引いた


「咲希本当にいいの?」
「いいの。莉那が居なきゃ・・・あたしもいずらいしさ!」


莉那が縦に首を振った