すぐに、離れたその感触


目を開けると、桜庭が顔を真っ赤にしてあたしを見ていた


あたしたち今、キスした・・・・?


状況が飲み込めないあたしは、桜庭の顔をボーっと見ていた


「藤原その顔反則、理性が持たない・・・・」


最初は桜庭の言ってる意味が分からなかったけど、5秒後に理解した


「あっ・・・ごめっ・・・」


桜庭があたしの上から離れていった


なんだか、離れていくことがさびしくてあたしは桜庭の腕をつかんだ


「藤原?」


桜庭がビックリして目を大きく開いた


なんか、寂しいよ・・・


「ねぇ、あたしにキスした?」
「えっ?うっうん。した・・・やだった?」


桜庭の顔色が赤から青へ変わった


「いや・・・じゃないよ。夢じゃないんだよね?・・・もっかいして?」


あたしの頭は考えることができなかったんだ