あたしの恋にいっぱいになって応援してくれた莉那

あたしの恋をかなえさせてくれた莉那

あの日莉那があたしを遊びに誘わなかったら、今でもあたしは彼に片思いをしているだろう


そんな軌跡を産んでくれた莉那を、あたしは心から応援したい


今まで莉那がしてくれたことを、あたしも莉那のためにしてあげたい


あとえそれが裏切りになったとしても・・・


―――コンコン


ベッドの上で寝っ転がっていたあたし


いきなりノックがなってびっくりしてあたしは跳ね起きた


「咲希?」
「舞子・・・」


陰から舞子が姿を現した


「今の咲希に言うのはどうかと思ったんだけどね」
「どうしたの?」

「あたし信武が好きなんだぁ、咲希がくるずっとずっと前・・・あたしたちは生まれた時からここに居た」