「・・・さい」
「え?」
「うるさいうるさいうるさい!!黙れぇぇぇぇぇぇぇぇ!!幸せなお前に、あたしの気持ちがわかるかぁぁぁ!!」


眞子はあたしに殴りかかってきた


「・・・うぅ・・・」


殴られ、殴り返し


一度止まった腕


その瞬間にあたしは言葉を投げかけた


「眞子って本当に馬鹿なの?知ってた?しらないかぁ、バカだもんねぇ?」


また眞子があたしに殴りかかってくる


あたしはそれをすっとかわし眞子をベッドへ投げた


「知ってる?殴られるほうより、殴るほうがいたいっていうの!!あんたが今胸に受けてる痛みの半分があたしのいたみ。半分も違うのよ!?そんなに痛いのに、殴り続けるなんてバカじゃないの!?あんた本当のバカだよ!!」


バカ!眞子のバカバカバカバカバカバカバカバカ



何度言ってもいい足りないくらい、眞子をバカだと思った


きつい言葉を投げかけたあと、眞子を優しく包み込み言葉を続ける


「もう自分を痛めつけないでいいんだよ?本当は痛かったんでしょ?気持ちよくなんかなかったんでしょ?」


眞子は涙を流しながら、首をゆっくり振った


「大丈夫。もう大丈夫だからね。別に、好きだからって莉那と友達やめる必要なんかないんだよ?眞子の気持ちを莉那は分かってくれるよ」