気がつけば外は暗くなっていた。

どうやら目を閉じたまま眠ってしまっていたらしい。

僕は右目を開ける。

彼女の自室のようだが、部屋に明かりはついておらず、薄暗いままだった。

制服のままベッドの上に寝転がっている彼女が見える。

皺になるぞ、と心の中で呟く。


しばらく眺めていると、のろのろと彼女が起き上がった。

机の照明をつけ、僕の前に座る。

眩しい。

彼女はケースの中から僕を取り出し、見つめる。