受付の所に行き・・
受付の人が・・
「いらしゃいませ。」
 頭を下げて・・
「あの。“愛がすべて”のチケット、大人、2枚下さい。」
 ミヨンは、そう言い、
「はい。“愛がすべて”ですね。大人、2枚で・・4000円です。」
 受付の人がチケットを持ってきて、
「はい。4000円。」
「ありがとうございます。」
 ミヨンは、お金を受付の人に渡した。
歩きながら、七菜は・・
「ミヨン君、お金。」
「いいよ。今日。中井先生に会わしてくれたから。お礼。」
「うん!ありがとう。」
 ミヨンにお金のこと言い、ミヨンは、そう言い・・
「もう少しだね。早めに座ってよう。」
「うん!」
 ミヨンは、七菜の肩をつかんで、そう言った。
上映場所の入り口に入った。
(ミヨン君、悟のことで、私と中井先生の話、聞いているのに聞かなかったふりしてる。ゴメンね。ミヨン君。)
七菜は、そう思っていた。
それを見ていたミヨンは・・
「七菜ちゃん、なんで、悲しくなってるの。映画始まるよ。」
「うん!」
 七菜に笑顔見せて言った。
(七菜ちゃん、あのことで、心配してるんだね。大丈夫だよ。聞いたときは、悲しかったけど。)