「はい。僕、徴兵制で、軍隊に行っていたんで。」
「ああ!韓国の人は、大変だね。」
「国のことです。」
 そう言い、患者さんは、韓国の人のことを言ったので、むっとした顔で、言った。
七菜は、ミヨンを見ていた。
「そうか。しかし、日本語うまいね。勉強してたのかい?」
「はい!小学校三年生ころから、勉強していたので・・」
 患者さんは、ミヨンに質問し、ミヨンは、答えた。
「そうかい。じゃ。日本に来たのは、今年が始めてとか。」
「いいえ。小学校五・六年のころに日本にいました。」
 患者さんは、またミヨンに質問し、ミヨンは、答えた。
春樹はミヨンを見て、
「初恋の相手が日本にいるんだよね。ミヨン!」
「そんな。なんで言うの」
 冷やかしで、言ったが、ミヨンは、春樹をにらんで、言った。
「そうなのか。見つかったのか。」
「はい!でも、仕事がいぞがして!」
「そうか。」
「はい!」
 患者さんは、ミヨンに質問し、ミヨンは、答えた。
ミヨンは、時計を見て・・
「あ!八時半か。では、そろそろ、帰えるね。また、会いに来るから」
 春樹に帰えること言った。
七菜は、ミヨンの時計を見ていた。
ミヨンは、病室から出て行った。