父は、そう言い、
『はい。すこし、かんがえさせてください。』
『ああ、きゅうだったからなぁ。わかったよ。からだにきをつけてなぁ。』
 ミヨンは、そう言い、父もそう言い、
『はい。』
 ミヨンは、うなずいて、言った。
そして、午後になった。
司会の人が、
「では、石原看護婦のショータイムです。」
 七菜を呼んだ。
七菜は、マイクの前に立ち・・
「みなさん、ちゃんとごはん食べましたか?」
 いい、
「はい。」
 患者さんは、そう言って、拍手をした。
七菜は、
「去年は、楽しみしていた。クリスマス会に出れなくてごめんなさい。では、始めましょう。リクエストで多かったのは、演歌が多いです。一曲目は、島袋千代子さんの『人生色々』です。この曲は、私は、好きです。産まれて27年間・・人生が色々と・・この曲のリクエストは、203号室の生田真哉さんです。‘僕は、この曲を聞い、自分の人生を考えさせられます。’と、書いてあります。」
みんなに言い、歌い始めた。
七菜は、リクエストを見て、この曲の自分の思い出などを言い、リクエストをした人のその曲の思い出などと名前を呼ぶのが七菜のやり方だ。
そして、最後になった。