七菜は、電話に気づき、ミヨンの母にお辞儀をし、
「どう言うことだ。なんで、ミヨンがそこに居るんだ。もしかして、患者さんて、ミヨンか。」
「そうだよ。記憶が無くって、網走に行くんだよ。」
 悟は、むっとした声で言い、七菜は、答え、
「嘘だろ。」
「嘘じゃない。」
 悟は、七菜に聞き、七菜は、答え、
そして・・
悟は、ミヨンの所に行き・・
「おい。ミヨン、おまえ・・患者のふりして、いい気になって、」
「えーん」
 ミヨンの襟を持ち、ミヨンは、泣き・・
「何だよ。嘘泣きするな。」
「やめて、本当に記憶がないんだよ。」
 悟は、いい、七菜は、悟をミヨンから突き飛ばし、
「本当なのか。」
「そうだよ。むしろ、悟の事なんて、いまのミヨン君は、わからないんだよ。」
 悟は、七菜に聞き、七菜は、答え、
「そうなのか。」
「そうよ。悟、うるさいことはよして、私は、ミヨン君の担当者なの。ミヨン君をそんなに泣かさないで、わかった。」
悟は、また七菜に聞き、七菜は、答え・・
「わかったよ。ミヨンゴメンな。」
「えーん」
 悟は、ミヨンにいい、ミヨンは、ズーと泣いていた。
悟は、帰っていた。
そして、駅に着いた。