1991年・・春
『いってきまーす。』
『ミヨン、どこいくの?』
 母、ミヨンに聞き・・
『いろんなところ、みてくるの。』
 ミヨンは、答え、
『ひっこししてきたばっかしなんだから、はやくかえってくるんだよ』
『はい』
 母は、ミヨンに言い、ミヨンは、うなずき、走って、家を出た。
ミヨンが、歩いていると・・・
1組の男女が近づいてきた。
すると・・
「七菜、じゃな。」
「バイバーィ」
(ドン)
 すれ違いに男の子がミヨンの肩にぶつかってきた。
「・・・」
「悟!!こら、あやまりな。大丈夫?」
「うん、大丈夫」
「本当、よかった。あ!私、急いでるから、バイバイ」
「うん、あ!君の名前は?」
 ミヨンは、女の子に尋ねた。
「七菜」
「七菜ちゃん、バイバイ・・・。」
 ミヨンと七菜は、手を振って別れた。
その夜・・
(七菜ちゃん、可愛かったな。また、会えるかな。)
 ミヨンは、心の中で、思っていた。
なんとミヨンは、七菜に一目惚れをしたのだった・・・。
翌日・・
「七菜、何組だった。」
「3組、そうだ、昨日の子にあやまるんだよ。」
「なんで、あやまるんだよ、名前も知らないのに。」
「あった、時には、謝るんだよ、」