「もう…やめろよ」
「関係ないっしょ」
あたしは
瑠貴唖さんと話してると面倒になると
思ったから。
「あたしも暇じゃないんで」
「喧嘩するからか??」
「そうだけど」
バイクにまたがり、
メットを被る。
「じゃあ、俺とするか??」
「は??」
「俺が相手になってやるよ」
瑠貴唖さんが相手なんて、
千紗が悲しむ。
「千紗が喧嘩なんてしたら
悲しみますよ」
「魅柚がしてる…
それだけで今は病んでるけどな」
「わかってるよ」
わかってる。
大体想像はついてた。
「皆、帰れ」
「ぇ??」
「あたしこの人と話すことあっから」
そう言うと
メンバーは皆帰って行った。
