「あたしはヤンキーになってないって

信じたくてもさ‼‼

この前姿見ちゃったんだもん‼‼」

「は…??」

「隣町で喧嘩してる魅柚を…

この前見たんだよ‼‼」

髪の毛金髪で

メイクも濃くなってて

すごい量の人数で

喧嘩してたんだ。

「魅柚は…魅柚は…っうぅ・…」

「千紗!?」

息が荒くなりすぎて

呼吸が出来ない。

「み…ゆを…

すくって…あげ…な…いと…」

「分かってるよ」

お兄ちゃんは

あたしに薬を飲ませて

「俺がなんとかする。

なんとかするから。

お前は落ち着いて寝てろ」

「あ…たし…も。」

「そのまま行ったらまた魅柚が

自分の事追い詰めるぞ」