中に入れば

電気が薄暗くて

その半面…

笑顔の男と女。

なんなのよ…。

こんなとこ、来なきゃよかった。

「魅柚ちゃん??

ここに居る??それとも事務所??」

「あ――…。

事務所がいいです」

「おっけぃ♪」

もうホントにホストになりきった

瑠貴唖さん。

右手を引っ張られて

奥へと連れて行かれる。

「ここ。

もう少しで仕事終わるからさ??

待ってて」

「はい。」

そう言って瑠貴唖さんは

また店の方へと

戻っていった。