「違う違う。俺と弟の声、似てんの」





「そうそう!あり得ないくらいそっくり!」





亮介の言葉に翔が賛同した。





うん。





亮介と弟の声が似てるのはわかった。




でも、聞いたことに答えてよ。





「だから、レストランで一緒にいたのは誰?って聞いてんの!」





あたしのその問いに返ってきた答えは、





「弟」




だった。