と、思って扉の方を見ると、綾と亮介。






「あ。綾!亮介!」






ふたりがちょっと照れたように笑った。





……ん??





ふと、目にとまったふたりの手。





手、繋いでる……





手を繋いでる!?




しかもあれは、俗に言う“恋人繋ぎ”ってやつじゃないか!






と、いうことは………






「え、何?ふたり、付き合ってんの?」





翔があたしが聞くより先に、そう言った。