「昨日一緒にいた子?」





しらばっくれるつもり!?





「だから~昨日、女の子とふたりでレストランにいたでしょ!?」







「……昨日レストランにいたのか…?」







「いたよ。……あたしじゃなくて、綾がね」






あたしはちょっとイジワルっぽく言ってみた。





亮介は「マジか…」と呟いて頭を抱え込んだ。






「いや、あのさ……あれは『♪~』






ケータイの着メロで亮介の言葉は遮られた。