な……何?


覗いてみると数人の男子学生が集まっていた。



怪物、幽霊、次はケ…ケンカ?

なに、この学校ー!

泣きたくなる思いを堪えて、そっと視線を戻した。


「お前14のくせに生意気なんだよ!」



あ……、


数人の男子学生の真ん中にに男の子がいた。



確かに周りの人でよく見えないけど、真ん中に男の子がいる。



ちょっと待って…


あの状況やば…いよね?

絶対あれはいい状況とは言えない


でも、あたしには為す術がない。

でも何もしないとあの男の子が危ない


どうしよう……


座り込んで、必死にどうするか考えている時だった。

「な……なぁ、いつものお返しに一発ぐらいなぐんねぇ?」


その危険はすぐ傍に迫っていた。