大嫌いな夜と僕を照らす
月は帰っていくよ
地平線の彼方


祈りにも似た何かが
森を震わせて
足下にはいつかの涙


傷は増えていくもの
そしていつか癒えるもの


薄ぼやけた
朱と緋が溶け合った


暁の空に響くよ
魔女の歌声 悲しげに