病室に入るとすでに明莉が居た


「あ……涼真君……」


まゆが小さな笑顔を見せて手を振る


「あ、涼君、私もう帰るよ?」


「あぁ、なんだまた塾?」


「いや、塾もうやめた
家で勉強することにしたの」


初耳だ……


そっちの方が明莉に合ってるかも


「じゃあね明莉ちゃん」


「うん、バイバイ」