「何が」


優しく微笑むまゆは
また髪の毛を整えて俺の手を握る


「喧嘩するのも
仲直りするのも
涼真君じゃなきゃダメなんだよ」







なんかすっげー嬉しい

特別なんだって言われなくても伝わる




「涼真君が世界一好き
私、絶対本当の結婚式するまで生きるから!」


まゆの目には光る涙が見える


俺もそう願うよ。


「うん、信じてる!」



まゆなら出来るよ!



きっと…………