「んでまゆちゃんだっけ? 大丈夫なの?心臓」 その言葉が俺の胸にグサッと刺さる 暗い表情を浮かべた俺を見て「深刻?」と尋ねる 姉ちゃんが半年に帰って来た時は まゆが心筋炎でやばい 状況にいた時だった 今思えば昨日の事のように思い出す 「まあ、長くないらしい」 「だから結婚式なんて やるんだ、涼真らしい」 「ま、とりあえず来てくれよ」 「了解」 俺は部屋に入り 少し考え事をする